InDeEngineering ~インテリア・家具SHOP~

エンジニアが設計しているインテリアに関するブログです。

当店の今後の展望 ~何ができるか考えてみる。自分の強み、弱み~

まだまだ品数が少ないので色々と商品を考えて作っていかなければなりません。

そもそもここで提供するプロダクトは『金属』、『機械屋が設計したインテリア』ということでかなりニッチな商品です。
僕のようなプラントや装置を設計している機械屋はとにかく量産品は作らないので加工法は限られています。
「切断」「溶接」「ボルト締め」「切削」なんです。これでほぼプラントはできあがります(買ってくる機器は違いますが)
なので今までずーっとやってる『機械屋』としてのインテリアデザインしかできないのです。
ですから僕がデザインするインテリアは限りなく機械に近い構造となります。
インダストリー業界の結構本気なエンジニアが設計しているので、実はこれがインダストリアルデザインなのでは?と思っちゃうこともあります。
この機械屋としてのデザインを強みにしなくてはなりません。
一方で僕のような設計はとても時間とお金が掛かることが、ほとんど一品モノしか作ってこなかったプラントエンジニア弱みでもあります。
 
世間一般に見る『プロダクト』というものは大量生産です。
それを切削なんて方法を使っていたらお金と時間が掛かってしかたないです。接続に接着剤なんて使ったらすぐに壊れます。
 
僕のようなインテリア駆け出しの人間は大量生産する「資金」も「信用」も「勇気」もありません。
ですので機械設計をするつもりでインテリアデザインをしていくことがユニークなデザインを作れるんではないかなと思っています。
 
そういったことから僕の出発点が独特であり、インテリアの構造や加工法も機械屋的なものなので、プロダクト自体もニッチなものを作っていこうと思っています。
 
今のアイディアは下のようなものがあります。モノとしての名称がないので何言ってるか分からないものもあるかもしれません。
『眼鏡ケース』
『CDケース』
『レーザーマーキングした絵をフレームに入れたもの』
『見た目が華奢すぎる棚』
『金属の財布』 布じゃないですが財布。。
『スニーカーディスプレイ』
 
名前は意味不明かもしれませんが、見た目は『重厚』『高級』『精巧』『スタイリッシュ』に加えて、『サイバー』な感じも取り入れていきたいです。
僕の目標はインテリアを見ただけで僕の製品だとわかってもらえるよう作り続けることです。
特に銅とアルミの組合せ+削り出しをしていたら僕だ!と言えるように。
ちなみに眼鏡ケースはデザイン完了、製図完了、見積完了、あとは図面チェックして、発注する段階まで来ています。
よろしければ見てください。

indeeng.fashionstore.jp

10年ほど前にデザインしたインテリアの残骸